2017.11.19


スーパー等で販売されている鰹節。
多くが削られて販売されているが、そのほとんどが本当の意味では鰹節では無い事をご存じだろうか。



鰹節の製造過程は、大雑把に、
①整形=カツオをさばいて鰹節の形にする。
②水煮=さばかれた節の形のカツオを水で煮て火を通す。(なまり節)
③焙乾=なまり節をいぶして乾かす。(荒節)
④カビ付け=荒節の表面を削り取り、そこにカビを付け、カビの働きにより、さらなる水分除去と発酵熟成を促す。
(鰹節)
といったところのようだ。



鰹節は、本来発酵食品なのだ。



ところが現在、スーパー等で販売されている鰹節は、③の焙乾の行程までのものを削った物で、正確には荒節を削った物。
本当は、荒節削り節と言った方が良いものばかりなのだ。
本物の鰹節を削った製品を、スーパーで、今まで一度も見た事が無い。



カツオ削り節

どうやら「荒節」を削った削り節を「カツオ削り節」と表記して販売しても良いらしい。
カツオを削り節にしたものだから、「カツオ削り節」と称しても問題無いだろうという理屈のようだ。
本当の鰹節を削り節にしたものは、「鰹節削り節」と表記されている。
いつの間にか荒節を鰹節と称する事が当たり前になってしまっているようだ。
本当の鰹節を「本枯れ節」と言い習わす誤魔化しを施して。

「カツオ削り節」と「鰹節削り節」。
なんともややこしい上に、分かり難い。
しかも、ほとんどその事実は知られていない。



しかも、しかも、時々見掛ける「鰹節削り節」。
「今まで一度もスーパーで本当の鰹節を削った鰹節削り節を見た事が無い」と前述したにもかかわらず矛盾すると思われるだろうが、これにもカラクリが有る。
腹立たしい事に、「カツオ削り節」に、ちょこっと本物の鰹節を削った「鰹節削り節」を混ぜた製品を「鰹節削り節」として販売しているのだ。
「カツオ削り節」にどの位の割合で「鰹節削り節」が混ぜられているのかは、ブラックボックス。
それはメーカーの良心に因る。
本当の鰹節だけの削り節は、高価で、とてもスーパーで販売できる価格にはならない為とは思うが、なんともやりきれないし、誤魔化しと言われても仕方がないのではないだろうか。



味噌、醤油、日本酒、それに鰹節。
どれも和食の粋と言って良い食品。
しかし、そのどれをとってもグレーな製法が存在し、現在それが主流となっている。
しっかり熟成した味噌はわずかで、3年熟成の醤油は皆無。
日本酒は回復傾向なれど、鰹節は前述の通り。
悪貨は良貨を駆逐するを地で行く現状。
いったい日本人は、自分達の培ってきた食文化を、どれだけないがしろにしたら気が済むのだろう。



百歩譲って、価格の為の合理化だと認めたとしても、名称で誤魔化すのは止めにするべきだ。
純米酒、本醸造、本枯れ節、誤魔化しの為の造語は枚挙に暇が無い。



世界で和食が人気になりつつあると聞く。
しかし、これでは・・・。



お取り寄せ、通販、魚沼の美味しい物ご紹介 うおぬま屋




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コメント(2)

こんにちは。
今は、ごまかされた食品であふれていますね。
本物を知る事も必要ですね。

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このページは、昆布巻きのうおぬま屋店長が2017年11月19日 22:24に書いたブログ記事です。

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