好き嫌い2(好き嫌いの構造)

2007.09.21

今日もまだツクツクホウシが鳴いていました。
この異常な暑さが途切れるまでは鳴いているようです。何処まで記録が伸びるのか、楽しみです。


以前友人の娘さんの「好き嫌い」について書いたことがありました。
「好き嫌い」や「食わず嫌い」は、どうして起こるのでしょう。
どうやら「食物中の毒物を避ける仕組み」が関係しているようです。

毒物を避ける仕組みとして、「野生動物は毒の有る食物を本能的に知っている」と良く言われます。が、あれは全くの嘘です。
たとえば、「食物の不足した厳しい冬。飢餓状態に陥った鹿の群れが、春先に芽吹く毒草を飢えに耐えかね食べてしまい全滅した。」という話しを聞いたことがあります。
毒草を本能的に知っているのなら、食べて死ぬ物を、いくら飢えているからといって食べる筈がありません。
自殺などという本末転倒は、人間以外しないものですから。
では、どうやって毒の有る物を避けているのでしょう?
実はとても単純なんです。
「動物は普段食べているものしか食べない。」
「食べたことの無い物には食欲が湧かない。」
たったこれだけ。たったこれだけの仕組みで中毒死するのを避けているんです。
動物はごく狭い範囲のものしか食べず、変わった物には手を出さない、そのことによって有毒物質を避けているわけです。
動物は食物に対して、とても保守的なんです。
命に直接関わる事なので、とてもガッチリ鍵が架かっていて滅多なことでは外れないようになっています。
前述の鹿の話しのように、生死の境目の緊急事態の場合のみ鍵が外れるようです。
人も例外ではありません。
これが食わず嫌いを作り出す基本的な原因になります。
人が食べる食物の種類は、数万とも言われます。これほど沢山の物を食べるのは人間だけです。
それだけに、初めて出会う食物も多く、基が保守的だけに食欲が湧かず、食わず嫌いに陥る場合が出て来るわけです。
食わず嫌いは、動物として真っ当な行為。
「なんでも好き嫌い無く食べられる方が異常」と言えるかも知れません。

想像してください。
幼い子供が、初めて食べる食べ物に向き合っている所を。
その子にとって新しい食べ物を口に入れるという事は、自分の命を天秤に架けるとても危険な行為です。
超ドキドキでしょう。おまけに保守的なのですから食欲も湧きません。
親は「食べろ」と言うものの、猜疑心に満ちて口に運ぶ筈です。
そこに、酸味でしょうか、苦味でしょうか、はたまた青臭い匂いかも知れません、何か気になる事があれば吐き出してしまうことは当然のことです。
そして「これは食べて駄目なもの」として記憶され、二度と食べようとしない、立派な「好き嫌い」が出来上がります。
やはりここでも「命に関わる仕組み」なので、とてもしっかり鍵がかかります。
「食中毒を起こした物を二度と食べる事が出来なくなる」と言う話しは良く聞く事です。それと同じ条件が他人には分らない内に起こっているわけです。
命を守る仕組みなので、好き嫌いの克服が難しいのは当然のこと。
当の本人は「それを食べたら死んでしまう。」と思っているのですから。


お取り寄せ、通販、魚沼の美味しいものご紹介 うおぬま屋

Calendar
<< July 2018 >>
SunMonTueWedThuFriSat
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031
search this site.
tags
archives
recent comment
recent trackback
link
sitemap